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タルマーリー オリジナルグッズ 展示販売会 vol.1

【ソメヤスズキ】は、草木染作家の鈴木菜々子が、岡山県西粟倉村のアトリエで、天然の染料を煮出して手作業で染め作品を作っているブランド。

受け継がれている環境や技法を大切にしたものづくりを続け、植物で染められた自然の色を暮らしの中でもっと楽しんでいただくために。オーガニックコットンを使うなど、持続可能な素材と加工法を選び、衣食住にまつわる服や小物などの布製品をつくっています。
今回は、定番の吾妻袋やエプロン、ストールと合わせて、そんなお洋服たちもタルマーリーの素敵なお店に並べます。この場所でしか生まれない出会いを楽しみに、みなさまのお越しをお待ちしております。

※最終日の6月26日(月)には講師・鈴木菜々子による草木染ワークショップもありますよ!ぜひご参加下さい!

タルマーリー×ソメヤスズキ
オリジナルエプロンお披露目!
【ソメヤスズキ展示販売会】
​会場:タルマーリー
2017年6月22日(木)~26日(月)
26日(月)は草木染ワークショップを
開催します! 詳細はこちら

タルマーリー×ソメヤスズキの
オリジナルエプロンを展示販売!

 

​智頭でのオープンから2周年を迎えるタルマーリー。パンやビールを作り、カフェで働くタルマーリースタッフにとってエプロンは服と同じぐらい、それ以上に身近な存在。

そこで、「オーガニックコットン、自然染料のオリジナルエプロンを作りたい!」ということで始まったタルマーリー×ソメヤスズキのエプロン制作。せっかくだから、スタッフみんなで集合写真も撮りたい!と、制作途中のエプロンを着用して素敵な写真も撮ってもらいました。

今回のタルマーリーオリジナルエプロンは赤と黒の2色。「赤」「黒」と言っても、それは様々な色を含んだ複雑な色で、名前をつけるのは難しいかもしれません。

赤はインド茜(あかね)と蘇芳(すおう)という2種類の植物をかけ合わせて作った色。どちらも赤味の色素を持つ植物ですが微妙に色味が違い、何度も配合を試してこのエプロンのための赤を作ります。

実は、タルマーリー女将のマリコさんと初めて出会った5年前、お店で逞しくまっすぐ働く姿を見て「この人はきっと赤が似合うだろうな」と思いました。いつかイメージ通りの赤を染めて、それを身につけてほしかったので、今回機会をいただけて本当に嬉しい。

草木染作家・鈴木菜々子からのメッセージ

「紐やボタンのない、サッとかぶれるエプロンがいい」「ポケットの位置はこの辺が嬉しい」「丈は短いのも可愛いし、マリコさんはすごく長いのも似合うよね」「男性陣はサロンタイプがかっこいい」など、実際に日々働くスタッフのリアルな意見を聞きながら試行錯誤。植物で染める天然の色は、合成染料と比べると退色や変色に弱いという特徴があります。「エプロン」はそんな経年変化を、魅力として楽しめるアイテム。「働く」「作る」という行為は美しく、そんな日々の痕跡や記憶を刻むように、きっとこのエプロンの色や質感も美しく変化していくことでしょう。

そして正確には黒ではないのだけど、ソメヤスズキでも好評の色は、矢車附子(やしゃぶし)という植物の実で染めています。鉄と反応させることで、植物の中でも強い色が染められる貴重な染料。この辺りの山に植えられていることが多いので、少しでも採集ができるようにと思っています。
今回のイベントに合わせて、タルマーリーロゴのタグが付いたエプロンをご用意します。店頭販売用の数は限られておりますので、気になる方は是非お早めにお越しください。

さあ、デザインや価格の最終調整が大詰めです。完成間近のタルマーリーオリジナルエプロン、楽しみにお待ち下さいね。

鈴木菜々子 プロフィール

 

植物から染める色の魅力を伝えるため、草木の色を使った布製品の企画・制作・販売をする「ソメヤスズキ」として活動。デザイナーや職人、企業との商品開発やプロジェクトの企画、全国での展示販売会や染色ワークショップなどを開催。
武蔵野美術大学でテキスタイルを専攻し、染織を学ぶ。在学中に長男を出産したことで食や暮らし方への意識が変わり、自身の作品制作に植物染料を用いるようになる。次男の誕生と東日本大震災をきっかけに、27年間暮らした東京を離れ岡山県北に拠点を移し、染色のためのアトリエをつくり現在に至る。
ソメヤスズキとして活動をしながら、草木の色を使ったアート作品の制作、展示を行っている。染料となる植物の栽培や採集、井戸水や間伐材の利用など、土地や環境を活かしたものづくりを目指し、日々模索中。
「森で染める人」として『森ではたらく!27人の27の仕事』(学芸出版社)へ寄稿。『京都岡崎蔦谷書店』『梅田蔦谷書店』にてソメヤスズキ吾妻袋販売中。

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