top of page
執筆者の写真Mariko Watanabe

内田樹先生&平川克美先生の講演会、ご報告


こんにちは、女将の麻里子です。

タルマーリー創業から11年、「腐る経済」発刊から6年。

2019年10月18日は、渡邉格、麻里子にとって、これまでの集大成となる一日でした。

この度、平川克美先生と内田樹先生のトークイベントにご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!!!

ご参加者の多くは中国地方と関西から、そして関東からも!平日にも関わらず、約90名が集ってくださいました。

グローバル化の名のもとに日本の地方が切り捨てられようとしていくことに、日々不安を感じる中で、私がやっていることはこれでいいのか、このまま突き進んでいいのか…。

私はそれを、内田先生と平川先生にお伺いしてみたかったのです。

それが、今回のイベントを企画したパッションでした。

憧れの存在であるお二方が、実際にタルマーリーに足を運んで下さり、現場を見て下さっただけで、この上ない幸せです。

その上、イベントでは壇上でご一緒させていただき、更に打ち上げでスタッフや仲間や子どもたちとみんなで、先生方とタルマーリー手作りのビールと食事を囲み…。

夢のような時間でした。

「タルマーリーは文化だ。」

トークの中で平川先生がおっしゃったこの言葉が、私にはとても素敵なプレゼントでした。

現実は厳しく、これからもこの過疎地で生き残っていけるのか…正直、わかりません。

だけど、今回先生方のお話を伺って、やはり私は「地方離散」の道を進みたいと思いました。

直接言ってくださったわけではないのですが、お二人のお話が、

「そのまま、やりたいようにやってみたらいいんじゃない。」

と、背中を優しくポンと叩いてくださったような、そんな感じがしました。

人間としての幸せとは何か…。

いや、その前に、少なくとも私は、今の自分の生き方に幸せを感じているのです。

地方での幸せな暮らし、仕事、教育、文化、家族、仲間、地域の在り方を、これからも試行錯誤しながら探ってみようと思います。

最後に、内田先生が後日メールで送ってくださった言葉を、地方で模索している皆さんと共有させていただきますね。

内田樹先生からの言葉↓

---------------------

「都市一極集中」か「地方離散」かの二者択一を迫られているけれども、「地方離散」については統一的なプログラムがないと昨日申し上げましたけれど、これは統一的なプログラムがない、綱領的なものがない、政治的党派性がない(政治性はあるけれど)、ことがむしろ強みなんじゃないかと、昨日の打ち上げにおいでになったみなさんの楽しそうな顔を見て思いました。

あまり「使命感」とか持つと疲れちゃうんですよね。それよりはけらけら笑っている方がいいです。

---------------------

さて、春から企画を考え始めたこの一大イベント、今年一番の大仕事が終わり、ほっと一息つきたいものの…。

タルマーリーは今日もイベント、年末までまだまだ忙しい、ひえ~!

しかし、さあ、今夜もみんなでビールを飲んで、これからも豊かな自然の中で、けらけら笑って暮らしましょう!

閲覧数:1,555回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page